朝日新聞は9月12日付一面に木村伊量社長の以下の文章を掲載しました。この前日には記者会見を開いています。「おわびします」となっていますが、〈従軍慰安婦〉報道については〈記事を取り消しながら謝罪の言葉がなかったことで、批判を頂きました。「裏付け取材が不十分だった点は反省します」としましたが、事実に基づく報道を旨とするジャーナリズムとして、より謙虚であるべきであったと痛感しています。吉田氏に関する誤った記事を掲載したこと、そしてその訂正が遅きに失したことについて読者のみなさまにおわびいたします。〉としているだけでおわびしているようには見えません。朝日新聞の報道で、世界中に「性奴隷」のウソが広がってしまったことの重大性が分からないのでしょうか。
みなさまに深くおわびします 朝日新聞社社長・木村伊量
朝日新聞は、東京電力福島第一原発事故の政府事故調査・検証委員会が作成した、いわゆる「吉田調書」を、政府が非公開としていた段階で独自に入手し、今年5月20日付朝刊で第一報を報じました。その内容は「東日本大震災4日後の2011年3月15日朝、福島第一原発にいた東電社員らの9割にあたる、およそ650人が吉田昌郎所長の待機命令に違反し、10キロ南の福島第二原発に撤退した」というものでした。吉田所長の発言を紹介して過酷な事故の教訓を引き出し、政府に全文公開を求める内容でした。
しかし、その後の社内での精査の結果、吉田調書を読み解く過程で評価を誤り、「命令違反で撤退」という表現を使ったため、多くの東電社員の方々がその場から逃げ出したかのような印象を与える間違った記事になったと判断しました。「命令違反で撤退」の記事を取り消すとともに、読者及び東電福島第一原発で働いていた所員の方々をはじめ、みなさまに深くおわびいたします。 これに伴い、報道部門の最高責任者である杉浦信之編集担当の職を解き、関係者を厳正に処分します。むろん、経営トップとしての私の責任も免れません。この報道にとどまらず朝日新聞に対する読者の信頼を大きく傷つけた危機だと重く受け止めており、私が先頭に立って編集部門を中心とする抜本改革など再生に向けておおよその道筋をつけた上で、すみやかに進退について決断します。その間は社長報酬を全額返上いたします。
吉田調書は、朝日新聞が独自取材に基づいて報道することがなければ、その内容が世に知らされることがなかったかもしれません。世に問うことの意義を大きく感じていたものであるだけに、誤った内容の報道となったことは痛恨の極みでございます。
現時点では、思い込みや記事のチェック不足などが重なったことが原因と考えておりますが、新しい編集担当を中心に「信頼回復と再生のための委員会」(仮称)を早急に立ち上げ、あらゆる観点から取材・報道上で浮かび上がった問題点をえぐりだし、読者のみなさまの信頼回復のために今何が必要なのか、ゼロから再スタートを切る決意で検討してもらいます。
同時に、誤った記事がもたらした影響などについて、朝日新聞社の第三者機関である「報道と人権委員会(PRC)」に審理を申し立てました。すみやかな審理をお願いし、その結果は紙面でお知らせいたします。
様々な批判、指摘を頂いている慰安婦報道についても説明します。朝日新聞は8月5日付朝刊の特集「慰安婦」問題を考える」で、韓国・済州島で慰安婦を強制連行したとする吉田清治氏(故人)の証言に基づく記事について、証言は虚偽と判断して取り消しました。戦時の女性の尊厳と人権、過去の歴史の克服と和解をテーマとする慰安婦問題を直視するためには、この問題に関する過去の朝日新聞報道の誤りを認め、そのうえでアジアの近隣諸国との相互信頼関係の構築をめざす私たちの元来の主張を展開していくべきだと考えたからです。この立場はいささかも揺らぎません。
ただ、記事を取り消しながら謝罪の言葉がなかったことで、批判を頂きました。「裏付け取材が不十分だった点は反省します」としましたが、事実に基づく報道を旨とするジャーナリズムとして、より謙虚であるべきであったと痛感しています。吉田氏に関する誤った記事を掲載したこと、そしてその訂正が遅きに失したことについて読者のみなさまにおわびいたします。
慰安婦報道については、PRCとは別に社外の弁護士や歴史学者、ジャーナリストら有識者に依頼して第三者委員会を新たに立ち上げ、寄せられた疑問の声をもとに、過去の記事の作成や訂正にいたる経緯、今回の特集紙面の妥当性、そして朝日新聞の慰安婦報道が日韓関係をはじめ国際社会に与えた影響などについて、徹底して検証して頂きます。こちらもすみやかな検証をお願いし、その結果は紙面でお知らせします。
吉田調書のような調査報道も、慰安婦問題のような過去の歴史の負の部分に迫る報道も、すべては朝日新聞の記事に対する読者のみなさまの厚い信頼があってこそ成り立つものです。わたしたちは今回の事態を大きな教訓としつつ、さまざまなご意見やご批判に謙虚に耳を澄まします。そして初心に帰って、何よりも記事の正確さを重んじる報道姿勢を再構築いたします。そうした弊社の今後の取り組みを厳しく見守って頂きますよう、みなさまにお願い申し上げます。
しかし、その後の社内での精査の結果、吉田調書を読み解く過程で評価を誤り、「命令違反で撤退」という表現を使ったため、多くの東電社員の方々がその場から逃げ出したかのような印象を与える間違った記事になったと判断しました。「命令違反で撤退」の記事を取り消すとともに、読者及び東電福島第一原発で働いていた所員の方々をはじめ、みなさまに深くおわびいたします。 これに伴い、報道部門の最高責任者である杉浦信之編集担当の職を解き、関係者を厳正に処分します。むろん、経営トップとしての私の責任も免れません。この報道にとどまらず朝日新聞に対する読者の信頼を大きく傷つけた危機だと重く受け止めており、私が先頭に立って編集部門を中心とする抜本改革など再生に向けておおよその道筋をつけた上で、すみやかに進退について決断します。その間は社長報酬を全額返上いたします。
吉田調書は、朝日新聞が独自取材に基づいて報道することがなければ、その内容が世に知らされることがなかったかもしれません。世に問うことの意義を大きく感じていたものであるだけに、誤った内容の報道となったことは痛恨の極みでございます。
現時点では、思い込みや記事のチェック不足などが重なったことが原因と考えておりますが、新しい編集担当を中心に「信頼回復と再生のための委員会」(仮称)を早急に立ち上げ、あらゆる観点から取材・報道上で浮かび上がった問題点をえぐりだし、読者のみなさまの信頼回復のために今何が必要なのか、ゼロから再スタートを切る決意で検討してもらいます。
同時に、誤った記事がもたらした影響などについて、朝日新聞社の第三者機関である「報道と人権委員会(PRC)」に審理を申し立てました。すみやかな審理をお願いし、その結果は紙面でお知らせいたします。
様々な批判、指摘を頂いている慰安婦報道についても説明します。朝日新聞は8月5日付朝刊の特集「慰安婦」問題を考える」で、韓国・済州島で慰安婦を強制連行したとする吉田清治氏(故人)の証言に基づく記事について、証言は虚偽と判断して取り消しました。戦時の女性の尊厳と人権、過去の歴史の克服と和解をテーマとする慰安婦問題を直視するためには、この問題に関する過去の朝日新聞報道の誤りを認め、そのうえでアジアの近隣諸国との相互信頼関係の構築をめざす私たちの元来の主張を展開していくべきだと考えたからです。この立場はいささかも揺らぎません。
ただ、記事を取り消しながら謝罪の言葉がなかったことで、批判を頂きました。「裏付け取材が不十分だった点は反省します」としましたが、事実に基づく報道を旨とするジャーナリズムとして、より謙虚であるべきであったと痛感しています。吉田氏に関する誤った記事を掲載したこと、そしてその訂正が遅きに失したことについて読者のみなさまにおわびいたします。
慰安婦報道については、PRCとは別に社外の弁護士や歴史学者、ジャーナリストら有識者に依頼して第三者委員会を新たに立ち上げ、寄せられた疑問の声をもとに、過去の記事の作成や訂正にいたる経緯、今回の特集紙面の妥当性、そして朝日新聞の慰安婦報道が日韓関係をはじめ国際社会に与えた影響などについて、徹底して検証して頂きます。こちらもすみやかな検証をお願いし、その結果は紙面でお知らせします。
吉田調書のような調査報道も、慰安婦問題のような過去の歴史の負の部分に迫る報道も、すべては朝日新聞の記事に対する読者のみなさまの厚い信頼があってこそ成り立つものです。わたしたちは今回の事態を大きな教訓としつつ、さまざまなご意見やご批判に謙虚に耳を澄まします。そして初心に帰って、何よりも記事の正確さを重んじる報道姿勢を再構築いたします。そうした弊社の今後の取り組みを厳しく見守って頂きますよう、みなさまにお願い申し上げます。
26日の朝生にご出演するんですね。
返信削除田原総一朗の采配で山際さんが発言出来る時と発言させてもらえない時と極端に感じます。
前回は結構話す時間が有ったと思うんですが、26日も沢山お話出来るといいですよね。
しかし先月に朝日新聞の事を話題にしなかったテレビ朝日も腐ってますよね。
朝まで生テレビ観てます。
返信削除声が大きくて何言ってるかよくわかりません。
初めてブログを拝見して貴方の主張が理解出来ました。
もし、またテレビに出演されるのなら、感情的になりすぎないで欲しいです。人の話に対し謙虚に耳を澄まして欲しいです。
朝まで生テレビ観てました。声のトーンはともかく、内容には完全同意です。
返信削除産経新聞の読者です。
返信削除私は山際さんの主義主張に賛同していますが、今日の朝生は正直に言ってがっかりです。
もっとしっかりと喋る訓練をしてからTVに出るようにして頂きたいです。
慰安婦問題では主要メディアで産経だけがずっと以前から孤立無援の中戦ってきたことは承知していますし、朝日に対する怒りが我慢の限界を超えているのも分かります。
朝日の連中が本当に卑怯な連中だということも今日の放送で再認識しました。
でもだからこそ、山際さんの溜飲を下げる為ではなく日本の将来の為に右でも左でもない視聴者の目を、もしかしたら購読をやめるかもしれない朝日新聞購読者の目をもっと意識して話すようにして頂きたいです。
コメントありがとうございます!
返信削除朝生拝見しました。
返信削除番組の冒頭でテレビ朝日の看板番組報ステが、朝日捏造に触れないのはおかしいって発言を聞いて本当に嬉しく思いました。
私もずっと思っていたから。
報ステどころか昼のワイドショー、渡辺アナの夕方の番組でもやらず池上さんコラム掲載拒否からやっと取り上げはじめた感じです。
あれからテレ朝には報道番組を放送する資格が無いと感じています。
言って下さってありがとうございます。
他の方のコメントで山際さんの声や話し方に対する意見が有りますが、私は一種のキレ芸だと思っているので気になりません。
前の放送で、沖縄が中共にとられたらチベットやウイグルになってしまうんですよ!ってひときわ大きな声で話されていて、その時本当に心に染みました。
これからも応援しています。頑張って下さいね。
朝生を拝見しました。山際さんの主張は、すべて首肯できますし、大いに応援し、今後も期待をしたいです。
返信削除あえて、苦言を申せば、山田理の冷静な雰囲気を漂わせてのスカタンなズレマクリ・耳障りな論点スリカエ や 山田厚史の『悪いのは朝日だけではない』 の主張に、冷静に論破して頂きたかった。
ただ、山際さんの声量の豊かさは、
私の周囲の友人や知人の苛立ちと怒りの大きさの反映だとして、決して印象は悪くはありませんでしたよ
上の方のコメント、読めば読むほど青山繁晴さんの言い回しに思えるんですが、まさかね…
返信削除山際さんがいっぱい発言出来て良かったです。金慶珠のような邪魔も入らなかったし。
ただ、あの朝日新聞の元社員の二人ははじめから朝日が責められるのをわかっているから、産経新聞のコピーを用意してきてたかと思うと憎たらしい。
録画してあるから又見ますよ~。
朝生見ました。
返信削除いつも山際さんの孤軍奮闘を応援しています。
元朝日の論点のすり替えは相変わらず酷いですね。
池田信夫をはじめ山際さんの声の大きさを非難する方は多いですが、私は今の姿勢を貫いてほしいと思います。
大声で怒っていいほどの問題です。
これだけ自国の名誉を傷つけられて声を荒げない方が不思議でなりません。
お願い!
返信削除朝生やタックルなどをそれなり楽しみにしてます。山際さんやそれ以外の方達の意見を聞きたいからです。山際さんの考え方は興味深いですが、なんにせようるさい!一番うるさい。 頼みますから視聴者側の事も考えて下さい。共演者と山際さんと山際さんのファンだけの番組ではないと思いますよ。もしかすると局から要請ですか?演出の一部ですか?
多くの人は24時間のうちに国家や社会についてどれだけ想いを持てると思いますか?みんなそれぞれ仕事や家庭でそんなに時間はとれない。
せいぜい新聞ニュースでしょ、だからもっと有識者達あなた方の意見交換が必要で番組があるんですよね。
あんなキャンキャン言わなくちゃいけないなら、それが局の演出や指示じゃなけらば御自分で司会の番組でも作っちゃえば良いじゃないですか? 山際さんみたいな共演者達を上手くまとめてやってみたら如何ですか?
熱意も情熱も素晴らしいですがとにかくいろんな方の意見を聞きたい視聴者もいることも心にとめて頂けたらと思いますよ (もちろん山際さんの意見も)